医院ブログBLOG

その道50年。。。

2010年3月13日

先日、当院の患者様への接遇をもっときちんとしたものにしていきたいと、スタッフから意欲的な発言を貰うことができたので、どうせやるならと思い、マナー一筋50年の大森教育研究所の大森和子先生に教えに来て頂きました。
大森先生は有名な大企業から、我々のような小さな歯科医院まで幅広く、仕事の場という世界の中での女性としてあるべき姿、日本の古き良き正しい礼儀というものをとても厳しく、愛を持って教えて下さる先生として有名な先生です。
もうかなりのご年齢ではありますが、お願いしても御逢いできるまで最低2ヶ月は予約待ちで、講演までこじつけようとすると当院も4ヶ月も待たなければいけなかったという先生です。
皆緊張の面持ちでスタートしましたが、始まると期待以上に我々の知らない本当の礼節というもの、私も含め今の若い人間がわかっていない正しい知識というものを本当に丁寧に丁寧に教えて下さいました。
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私自身もエアラインやホテルのマナーセミナーなどは受講した事はありましたが、まるで別世界でした。
やはりその道50年の本当のプロフェッショナルが教えてくださるマナー道というものは深みと厳しさの中にある優しさがありました。
そして、一番感じた事は、その講義内容も素晴らしかったのですが、先生自身の仕事に対する姿勢です。
午後一時から始まって、夕方の6時までノンストップで、立ちっぱなしで、終わった後も誰よりも元気で素晴らしい笑顔で帰っていかれた事です。
私が止めなければおそらく8時か9時くらいまで講演を続けて下さっていたのではと思います。
プロフェッショナルとは、100点が当たり前の最低基準で、120点や150点を出して相手の予測を上回った時に初めて「仕事」をしたことになり、お金を頂く資格を得ることができる。
そして24時間仕事意識を持てるようになれた時にこそプロフェッショナルなのだと、講演の中でもお話し下さいましたが、まさにそれを背中で教えて下さっているように思いました。
これから二ヶ月おきに、後2回の特訓をお願いしておりますが、それまでの間にたくさん復習して、少しでも患者様の居心地のいい空間へ、気持ちのよい対応ができますよう全力を尽くしていきたいと思います。
大森先生本当にありがとうございました。