医院ブログBLOG

新たな衣

2010年1月14日

新たな年が始まりました。
今年も一年宜しくお願い致します!!
張り切って年を迎えようと思っておりましたが、年末の疲れが出たのか、新年早々9度の熱が出てしまい、意気消沈しての仕事始めでした。
その分、肩の力も抜けて、冷静に落ち着いた気持ちでスタートできたように思います。
さて、新年が明けて、一つ嬉しいことがありました。
昨年から、3ヶ月かけてやっと新しい白衣が完成しました!!
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開業してからこの2年間、ずっと歯科医師の白衣という物に違和感を持ち続けていました。
テレビや映画で出てくるような、一流のミシュランシェフや、板前さんが来ているコックコートや、割烹着はいつもぱりっとしていて、とてもかっこ良く、お客様の前に出るための、また苦労して集めた食材への敬意を払う為の正装でありつつ、自分の技術を存分にふるう為のユニフォームであり、戦闘服であり、武士でいう鎧や刀のような、命なのではないかと感じていました。
ですが、歯科医師向けの白衣のカタログをありとあらゆるメーカーから取り寄せましたが、どれもこれだという物は見つかりませんでした。
歯科医師の仕事の特性上、清潔を司る白衣ではあるのですが、反面、エアータービンという一分間に40万回転もする高速切削器具で歯や金属を削り、入れ歯を削ったりもするので、工業作業のような面もあるので、どこか作業着のような白衣が多く感じます。
汚れても洗いやすい、すぐに着替えやすい、動きやすくて楽ちん、、、。
おそらくそういうニーズが多いので、なかなかピンと来る物がなかったように思います。
なので、時間と費用はかかっても、自分が納得のいく、患者様にも失礼のない、仕事をする上での正装として、木下貴雄フルオーダーデザインの白衣を作りました。
デザイン、バランス、生地、ステッチ、刺繍糸、全てにこだわり、打ち合わせや仮縫いの試着を繰り返し、3ヶ月かけて、やっと自分の理想の白衣に辿り着きました。
袖を通すととても神聖な気持ちになるというか、毎日気持ちがリセットされ、仕事の能率や集中力が上がるように思います。
また、我々スタッフも少しずつ患者様に顔を覚えて頂き、かわいがって頂けるようになってきましたので、「KINOSHITA DENTAL OFFICE のすらっとしたあの子」「眼鏡のあの子」ではなく、お名前で覚えて頂けるように、そしてスタッフにも自分の名前にプライドと緊張感を持ってもらう為に、名札もオリジナルで作製しました。
素材や、字体、見やすさ、当院らしい雰囲気、色などにこだわり、みな自分の胸に、自分の名前を掲げ、新たな気持ちで再スタートを切りました。
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今年も一年、「全ては患者様の本当の笑顔の為に。。。」
この熱い気持ちを胸に、一歩一歩大切に歩んでいきたいと思います。