入れ歯コラムCOLUMN

総入れ歯はデンタルローンが使えるの?

総入れ歯にも利用可能!「デンタルローン」とは

「デンタルローン」とは、高額になりがちな歯科治療費を一時的に立て替えてもらえる制度。実は総入れ歯を製作する場合にも利用可能で、特に自由診療の総入れ歯を希望される患者様にとって心強い仕組みです。
デンタルローンでは、信託会社と患者様との間で立替払契約を締結し、信託会社が患者様に代わって歯科治療費を立て替えて支払います。患者様は信託会社と取り決めた支払方法・金額・回数に応じて、手数料を加えた金額を信託会社へ分割で返済するという流れです。

多目的ローンとデンタルローンの違い

多目的ローンとデンタルローンの主な違いは、利用用途の範囲にあります。
「多目的ローン」はその名の通り、様々な目的に対して利用可能。多く利用されているのは車の購入費や結婚資金、旅行費用などです。
それに対して「デンタルローン」は、利用目的が歯科治療費に限定されています。インプラントや歯列矯正、審美歯科治療などは治療費が非常に高額になるため、一度の負担金額を少なくして治療を受けるために活用されます。

デンタルローンの流れ

デンタルローンを利用するための申し込み方法は二通りあります。いずれも歯科医院での初診で見積もりをとってから申し込みます。

1.歯科医院経由で申し込み
歯科医院が提携している信販会社を利用することになります。借入金は信販会社から歯科医院に直接振り込まれます。

2.信販会社に申し込み
歯科医院が提携している信販会社がない場合、デンタルローンを取り扱っている信販会社に患者様ご自身で申し込む必要があります。借入金は信販会社から患者様に振り込まれ、患者様が歯科医院に対して支払いを行います。

精密な総入れ歯の強い味方。各社のデンタルローン

JACCS(ジャックス)のデンタルローン

JACCSのデンタルローンの特徴は以下の2つ。

  1. 最長10年の支払い期間・最高500万円の借入限度額
  2. スマートフォンから申し込めて、最短30秒で審査結果が出る

1回の返済金額や、支払い回数の選択肢が多いのが魅力のデンタルローンです。支払い回数は最大120回・支払い期間は最長10年まで選択可能なので、しっかりとした歯科治療を受けたいけど、月々の支払金額はできるだけ少額に抑えたいという方に多く利用されています。また借入限度額最高500万円というのも、数あるローン会社の中で高水準。インプラントやオールセラミックといった高額治療にも対応可能です。 そして「一刻も早く治療を始めたい」という方にうれしいのがスピード審査。スマートフォンから申し込みができ、なんと最短30秒で審査結果が出ます。

イオン銀行

イオン銀行のデンタルローンの特徴は以下の2つ。

  1. 借入限度額が最高700万円
  2. 下限金利3.8%

限度額を500万円としている銀行が多いところ、イオン銀行は700万円までの借り入れが可能。高額な治療を受けたいという方の強い味方です。
WEB申し込みに対応しており、契約も書類の郵送で行えるため来店不要な点も便利。また毎月の返済額とは別に「今月は少し多く返済したい」といった繰り上げ返済の場合も、店舗だけでなくネットバンキングで無料で手続きできます。

アプラス(新生銀行グループ)

アプラスのデンタルローンの特徴は以下の2つ。

  1. WEB申し込みなら審査書類が不要
  2. 利用金額200円につき1ポイントのTポイントが貯まる

多くの信販会社では、審査申し込みの際に印鑑・収入証明・身分証明といった審査書類の提出を求められます。ところがアプラスでは、WEBから申し込む場合は審査書類の提出が不要。契約時に口座振替の申込用紙が届くので、必要事項を記入・押印をして返送するだけで手続きが完了します。
さらに、利用金額200円ごとに1ポイントのTポイントが貯まるのもめずらしい点。例えば入れ歯治療のために100万円借り入れた場合、Tポイントを5,000ポイントもらえるということになります。

常陽銀行

常陽銀行のデンタルローンの特徴は以下の2つ。

  1. 最長10年の返済期間・最高500万円の借入金額
  2. 歯科診療先が決まっていなくても申し込み可能

返済期間を長く設定できるため、月々の支払金額をとにかく安くしたいという方の希望に添えるデンタルローン。借入金額も最大500万円と高水準で、高度な歯科治療でしっかりと歯を治したいという方にも向いています。
もうひとつ注目すべきは、受診前に融資の審査を受け、受診先が決定してから正式申し込み・契約が可能という点。事前審査の結果は3ヶ月間有効なため、複数の歯科医院を比較しながらゆっくり受診先を決められるという点がメリットと言えます。

デンタルローンは様々な信販会社が取り扱っていますが、利用できるデンタルローンは歯科医院によって異なります。せっかく初診に行ったのに、実はデンタルローンを使えない歯科医院だったというケースもあるため、事前にデンタルローンを利用できるかどうかを確認してから受診することをおすすめします。

ローンの知識とともに、知っておきたい「医療費控除」

高額な歯科治療費を支払った際に活用したい制度が「医療費控除」です。
「医療費控除」を利用すると、所得金額から支払った医療費を差し引くことで、所得税の負担を減らすことができます。そしてこの制度は、治療費の支払いを一括で支払った場合だけでなく、デンタルローンを利用して分割払いする場合も対象になります。

医療費控除は、その年の1月1日から12月31日までの1年間に支払った医療費のうち、10万円を超える部分に適用されます。医療費控除の金額は、控除金額200万円を上限として、下記の計算式で算出されます。(実際に支払った医療費の合計額-保険金などで補てんされる金額)-10万円(または総所得の5%※)
※その年の総所得金額等が200万円未満の場合

参照元:国税庁・タックスアンサー(よくある税の質問)「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」

例えば100万円の歯科治療費全額についてデンタルローンを利用し、なおかつ保険金等を受け取っていない場合、100万円から10万円を引いた90万円が医療費控除の対象となる計算です。
高度な歯科治療は治療費も高額。「そんな金額払えない」と諦めてしまう方も少なくありませんが、デンタルローンと医療費控除をセットで活用することで、トータルの出費を大きく減らすことが可能になるのです。

なお、医療費控除は自動的に適用されるものではなく、控除を受ける本人が確定申告を行う必要があります。毎年決められた期間内に申告する必要があり、期限を過ぎると控除が受けられなくなってしまいます。デンタルローンを利用した場合に医療費控除が受けられるのは、ローン契約をした年のみ。申告のし忘れには十分注意しましょう。

審美性に優れた精密入れ歯をデンタルローンで

「使用感がよく、まるで本物の歯のように美しい総入れ歯が欲しい。治療費が高くて不安があるけど、お金の話ってなかなか気軽にできない。」というお悩みをお持ちの方も多くいらっしゃいます。そんな方におすすめしたいのが、木下歯科医院がご提案する総入れ歯治療です。

木下歯科医院で多くの患者様が総入れ歯を製作される理由のひとつが、デンタルローンを利用して治療をお受けいただけること。当院の精密入れ歯治療は、国際ライセンスを取得した院長が、カウンセリングからアフターフォローまで一貫して担当。非常に高度な治療技術・入れ歯加工技術に加え、お口の中の型取りや入れ歯に使用する素材も通常の10倍高価なものを使用しています。しかしデンタルローンをご活用いただくことで、月々のご負担を軽くしながら、治療に専念していただくことができます。
お支払い回数は12回・24回・36回が選択可能。例えば下顎全体の入れ歯をフルオーダーメイドで製作した場合、月々29,300円(36回払い)で治療をお受けいただけます。

1日5組限定の完全予約制で、患者様のプライバシーをしっかり確保したうえで治療を行っております。お気軽にご来院いただけるよう無料相談も実施していますので、人には打ち明けにくいお口のお悩みや費用のご不安を、木下歯科医院に率直にお聞かせください。

医療法人社団 木下歯科医院 
院長 木下 貴雄

  • 国立徳島大学歯学部歯学科 卒業
  • IPSG咬合認定医
  • BPSメンバー(日本第一号となる精密入れ歯国際ライセンス認定歯科医師)