入れ歯コラムCOLUMN

総入れ歯完成までの歯がない期間はどのぐらい?

総入れ歯ができるまで、歯がない期間がある?

総入れ歯を製作する際に心配になるのが「全く歯がない期間があるのか」ということ。

既に総入れ歯をお使いの場合は、新しい入れ歯が完成するまでの間は古い入れ歯を修理して使用できますが、新しく入れ歯を作る場合であっても、歯がない期間ができないように治療を進めることは可能です。

抜歯を伴う総入れ歯治療には、抜歯をしてすぐに入れ歯を装着する方法と、一度仮歯を挟む方法が存在します。

抜歯をしてすぐ入れ歯を装着する場合は、抜歯する前にお口の中の型取りをし、最初から本番の入れ歯を製作します。抜歯当日から制作した本番の入れ歯を使用できますが、歯を抜いた直後は歯茎や顎の状態が不安定なため、治癒が進むにつれて入れ歯の装着感が変わってくることがほとんどです。そのため、完全に歯茎や顎の骨の状態が安定するまでは、数回歯科医院での調整が必要になります。

一度仮歯を挟む場合は、お口の中の型取り・仮歯の製作・抜歯・仮歯の使用・お口の中の型取り(本番)・本物の入れ歯製作、という手順を踏みます。

抜歯後に仮歯を使用する期間を設け、歯茎や顎の骨が安定するまで待ちながら、徐々に入れ歯の使用に慣れていくという方法です。お口の中が治癒するまでにかかる期間は個人差がありますが、3ヶ月から半年ほどを見ておくといいでしょう。仮歯を使用している期間中は、歯や顎の骨の状態が少しずつ変化していくため、1ヶ月に1回程度メンテナンスに行く必要があります。

歯がない期間も配慮で快適に!症例集

兵庫県神戸市の精密入れ歯専門外来・木下歯科医院では、最終的な総入れ歯だけでなく、仮歯の使用期間中も快適にお過ごしいただけるような最大限の工夫をしています。

症例1.重度の歯周病でも…

重度の歯周病にお悩みの40代の男性患者様は、グラグラになってしまった歯を抜いて、総入れ歯にしたいというご希望で来院されました。お仕事をされていることもあり、抜歯後すぐに仮歯をご使用いただき、歯茎や顎の骨の治癒状態に合わせて、後日総入れ歯を製作いたしました。仮歯の期間中は口周りの筋肉のリハビリテーションも行ったため、総入れ歯完成後はしっかり噛めて笑顔の美しい口元を実現できています。

症例2.虫歯に加え、噛み合わせも悪く…

噛み合わせの歪みと重度の虫歯にお悩みの60代の女性患者様は、他院様で5年以上治療を受けておられましたが、なかなか思うように改善されないということで当院にお越しくださいました。虫歯を抜いた後は歯がない期間がないように仮歯をご使用いただき、表情筋のトレーニングや噛み合わせの矯正も行いました。口周りの動きが改善されたことで、安定してよく噛めるようになったとお喜びいただいています。

症例3.歯周病と虫歯を併発していたが…

元々上顎の部分入れ歯を使用されていた50代の女性患者様は、歯周病と虫歯の併発によって他の歯もグラグラしてしまっていることにお悩みとのことで来院されました。多くの上の歯は抜歯が必要だったため、歯がない期間がないように抜歯当日に仮歯を着用していただき、多く残っていた下の歯はセラミックでの修復やインプラントにて治療。ご自身の歯を生かしながら、美しくよく噛める口元を実現しました。

症例4.インプラントから総入れ歯に…

他院様で上下に合計15本のインプラント治療を受けられたという60代の女性患者様は、インプラントをすべて撤去して総入れ歯にしたいというご希望で来院されました。木下院長と入れ歯専門技工士による綿密な治療計画により、インプラント撤去後には仮歯をご使用いただき、しっかり噛めるようになるまで回復してから総入れ歯を製作いたしました。

症例5.噛めない入れ歯に困っていたけど…

長年他院様で製作した入れ歯を使用してきたという60代の女性患者様は、食事の際の痛みや歪みにお悩みの末に来院されました。全体的に歯のぐらつきがあり、重度の歯周病もお持ちだったことから、抜歯の上、総入れ歯を製作することをご提案しました。多くの歯を抜く治療だったため、抜歯後の仮歯期間で十分なリハビリテーションを行ったうえで、最終的な総入れ歯を製作。安定して噛めるだけでなく、見た目も美しい口元を実現できました。

患者さま視点でとことん寄り添う精密入れ歯専門歯科

入れ歯が完成した後だけでなく、長い治療期間の間も美しい口元でありたいと考える患者様は多くいらっしゃいます。そんな思いに心から寄り添うのが、木下歯科医院の精密入れ歯治療です。

当院で製作する「ESTHEETH(エスティース)」は、高価な素材と高度な技術を用いて製作される精密入れ歯。天然歯のような自然な透け感と、歯茎特有の血色感とグラデーションを再現し、まるで元から自分の歯であるような審美性が自慢です。

カウンセリングからアフターケアまで一貫して担当するのは、精密入れ歯の国際ライセンスを取得している木下院長。患者様のお悩みに親身に向き合うことで、仕上がりの美しさだけでなく、治療中のストレスも最小限になるような治療法をご提案します。

他院様で製作した入れ歯を使用している方だけでなく、総入れ歯治療が初めてという方でもお気軽にご相談いただけるよう、プライバシーの守られた空間をご用意しております。お口の悩みはひとりで抱え込まず、ぜひ一度木下歯科医院にご相談にお越しください。

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医療法人社団 木下歯科医院 
院長 木下 貴雄

  • 国立徳島大学歯学部歯学科 卒業
  • IPSG咬合認定医
  • BPSメンバー(日本第一号となる精密入れ歯国際ライセンス認定歯科医師)