入れ歯コラムCOLUMN

総入れ歯にしたい人が知っておくべき基礎知識

「総入れ歯にしたい」そのメリットとデメリット

総入れ歯のメリットとデメリット

全く歯がない状態や、歯が数本しか残っていない状態で総入れ歯を使用し始めると、いくつものメリットを感じられる方が多くいらっしゃいます。

まず生活面におけるメリットは、食事や発音がしやすくなること。歯を失ってしまった状態では食べものをしっかり噛むことが難しいため、どうしても食べられるものが限られてしまいます。そのため本来楽しみであるはずの毎日の食事がつまらなくなったり、苦痛に感じてしまったりするケースも少なくありません。また、言葉を正確に発音するには歯がしっかりと生えそろっている必要があります。総入れ歯を装着することで言葉を正確に発音できるようになり、日常生活におけるストレスを軽減できたという方も多くいらっしゃいます。

治療面におけるメリットは、費用が安く、体への負担が少ないこと。歯科治療の中にはインプラントやフラップ手術といった外科手術を伴う治療方法も存在しますが、治療費が高額になるケースもあります。さらに、身体への負担も大きいため、糖尿病などの持病がある方や体力に自信のない方にはあまり向いていません。総入れ歯の場合は、保険適用になる入れ歯であれば費用を安く抑えられ、入れ歯製作時も口の中の型取りをするだけなので、身体への負担を最小限にすることが可能になります。

そんな総入れ歯にももちろんデメリットはあります。お口に合わない総入れ歯を使用していると、食べ物を噛む時にずれたり動いたりして痛みを感じることもあります。そうした入れ歯を無理して使用し続けることで、口の中を傷つけてしまう可能性もあるのです。また、総入れ歯使用時の噛む力は天然歯の20~30%程度と言われており、硬い食べ物を噛むのは難しいと言えます。食事を心から楽しみたいという方にとっては、物足りなさを感じるでしょう。

保険適用・適用外の総入れ歯のメリットとデメリット

保険適用で総入れ歯を製作するメリットは、製作費用が安く、治療期間が短いことです。保険適用の総入れ歯では、使用できる素材が「レジン」と呼ばれるプラスチックのみに限定されています。高価な素材を使用しない分、保険適用外の総入れ歯と比較して、非常に安い価格帯で製作することが可能です。また、保険適用の総入れ歯は製作工程も決まっているため、少ない通院回数で新しい入れ歯を使用開始できます。

入れ歯は長年使用していると、入れ歯自体が破損してしまったり、顎の骨や歯茎の状態が変化したりすることで、だんだんと快適な着用感が失われていきます。その点保険適用の入れ歯であれば、安く・早く新しい入れ歯に作り変えられるという点も支持されています。

一方、保険適用外で総入れ歯を製作するメリットは、自分にぴったりあった総入れ歯を作れるという点にあります。保険適用なしに総入れ歯を製作する場合、使用できる素材や工程に制限がありません。耐久性を高めるために金属を使用したり、より快適に着用できるようにシリコン素材を使用したりと、好みや目的に合わせた素材選びが可能。また残っている歯や歯茎の状態によっては、歯茎に歯根を埋め込み、そこに人工歯を固定するといった高度な治療法も選択できます。素材・工程・治療法に制限がない分、製作費用が高額になったり、治療期間が1年以上の長期に渡ったりすることも少なくありません。しかしその分、保険適用の総入れ歯と比較しても壊れにくく快適な着用感が続くため、毎日の生活を楽しむ手助けをしてくれるという点が魅力だと言えます。

総入れ歯にしたい人のためのQ&A

Q.総入れ歯はどのぐらいで完成する?

保険適用か適用外かによっても異なりますが、治療開始から1ヶ月程度を見ておきましょう。

Q.総入れ歯の費用はいくらぐらい?

保険適用で総入れ歯を製作する場合は、限られた素材と工程で製作されるため、3割負担の場合で1つ(上または下)あたり8,000~9,000円前後とで製作することが可能です。

保険適用外で製作する場合は、歯科医院によっても大きく異なりますが、相場としては約15~80万円程です。

Q.総入れ歯にはどんな種類がある?

保険適用の総入れ歯は、レジンというプラスチック製のものに限定されますが、保険適用外の入れ歯にはさまざまな種類があります。

保険適用の総入れ歯は、レジンというプラスチック製のものに限定されますが、保険適用外の入れ歯にはさまざまな種類があります。

この他にも着用感・耐久性・審美性を高めてくれる素材や治療法が多く存在するため、医師に希望を伝えたうえで慎重に治療を進めると良いでしょう。

Q.総入れ歯の治療の流れって?

総入れ歯を製作するには、まず歯科医院で診察とカウンセリングを受けましょう。カウンセリングで製作する総入れ歯が決まったら、口の中の型取りをします。取った型を元にして患者様の口の中を再現し、噛み合わせや歯の高さを調整しながら入れ歯を製作していきます。ある程度総入れ歯が形になったら、実際に口の中に入れてみて、顔に対して正しい位置に装着できるか、歯並びに不自然さがないかを確認して完成です。

Q.総入れ歯は何歳からOK?

厚生労働省の「平成28年歯科疾患実態調査」によると、総入れ歯を使用している人の割合は50代で2%未満と低い水準ですが、60歳を超えると5~10%と増加し始めています。シニア世代が使用するイメージの総入れ歯は、50代・60代で使用し始めるケースも少なくないということです。

つまり、総入れ歯は「何歳にならないと使用できない」というものではなく、「必要になった段階で使用し始めるもの」という考え方が適切と言えるでしょう。

※参照:厚生労働省「平成28年歯科疾患実態調査結果の概要」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-28-01.pdf

Q.総入れ歯のお手入れ方法は?

総入れ歯は食後と一日の終わりに、欠かさずお手入れをすることが大切です。

食後は一度外し、洗面器などに水を溜め、その上で流水にさらしながら専用のブラシで磨きましょう。就寝前には必ず外し、洗浄剤を入れた水の中に一晩浸す必要があります。

毎日こまめにお手入れをすることで、口臭や細菌の増殖を抑制し、入れ歯を長持ちさせることも可能になります。

Q.快適な総入れ歯って?

快適な総入れ歯とは、食事や会話の際にストレスにならず、快適に着用できる入れ歯にほかなりません。

しかしながら、すでに解説した通り、保険適用の入れ歯は使用できる素材と工程が限られています。また審美性の観点でも、保険適用の入れ歯はどうしても「入れ歯っぽさ」が出てしまいます。そのため、食事をしてもずれたりはずれたりせず、見た目も天然歯のような総入れ歯が欲しいという場合は、保険適用外での製作をおすすめします。

総入れ歯にしたい人注目の選択肢「精密入れ歯」とは?

最低限の日常生活を送れるだけでなく、毎日の食事を心から味わえて、大切な人に会う時に自信を持って笑顔になりたい。毎日を楽しむために、見た目が美しく快適な入れ歯が欲しい。そんな患者様のご要望から近年注目を集めているのが、まるで本物の歯のような審美性と使用感にこだわって製作される「精密入れ歯」です。

お口の中の構造や形は非常に複雑で、いかに正確に型取りできるかが完成時の装着感を大きく左右します。そこで木下歯科医院では、「BPSシステム」と呼ばれる、高性能な精密入れ歯を作るための国際的な製作システムを採用。高度な技術による正確な型取りと、通常の入れ歯治療の10倍高価な特殊素材を使用することにより、他に類を見ない噛み心地の良さを実現しています。

さらに見た目にもとことんこだわり、天然の歯のように自然な透け感を出せる人工歯と、毛細血管や血色の絶妙なグラデーションを再現した床を融合。製作時には噛み合わせの矯正や表情筋のリハビリテーションも行い、美しい口元づくりのサポートもさせていただきます。

木下歯科医院は1日5名様限定の完全予約制。安心してお悩みを打ち明けていただけるよう、プライバシーの守られた空間をご用意しております。ちょっとしたお悩みもご相談いただけるよう、無料相談も承っております。お口の悩みはとても繊細です。ぜひおひとりで抱え込まず、この機会に一度木下歯科医院でお話をお聞かせください。

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医療法人社団 木下歯科医院 
院長 木下 貴雄