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精密歯科治療のための工夫について

2017年8月9日

当院では治療の精度の向上のため、様々な工夫を行なっております。
その一つとして院内の温度管理を徹底しております。
歯科治療はかなりの種類の材料や道具を使用して治療を行いますが、歯科理工学という材料の学問があるくらいに、それぞれの歯科材料には特徴があります。
その特徴を考慮に入れて、それぞれの材料道具を組み合わせて、より良い治療を目指していきます。
この歯科材料の一つの特徴として、温度によってそのスペックが大きく変わってしまうものがあります。
特に顕著に変化が現れるのが型取りの材料です。
暑いと早く固まってしまい、寒いとなかなか固まらないという状況が起こります。
そうなりますと季節によって型取りの精度が大きく変わってしまい、いくらマイクロスコープを使用して精密に歯を削っても、型取りの材料の精度が高くなければ意味がありません。
その為当院では、一年を通して歯科材料が最も安定してその材料の精度を引き出すことができる院内の温度を、徹底して守っております。
少し寒く感じる温度のため、長時間お座りになって頂く治療では真夏でもお膝掛けをお出ししております。
当院ではお一人貸切診療だからこそできる、治療精度の向上を常に目指しております。

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