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顎関節症に対する噛み合わせの診断について

2017年6月7日

当院では噛み合わせの治療や、顎関節症に対する治療を積極的に行なっております。
顎が痛い、音がなる、口が開きづらい、またそれに伴って、肩こりがひどい、など顎関節症には様々な症状があります。
頬杖やうつ伏せ寝などの不良習癖もその原因の一つだとは言われていますが、基本的な原因は噛み合わせである場合が多く、精密な噛み合わせの診断が必要になります。
先日お越しになられた患者様で、数週間前から突然右の顎が「ブチブチ」と音がなり始め、怖くなって当院にお問い合わせを下さった患者様がおられました。
顎関節のレントゲンやCTスキャン、フェイスボーという上顎の位置の骨格計測を行い、「中心位」と呼ばれるその方の顎関節の適正な位置を計測する診断を行いました。
筋肉の緊張が著しく、温熱療法や、筋肉のマッサージを行いながら、適切な顎の位置を探しました。
これを咬合器と呼ばれる顎の動きを再現する機械に装着し、その方の噛み合わせを精密に診断していきます。
顎関節症もひどくなると、顎の問題だけではなく、全身的なバランスの崩れから、様々な症状が出てまいります。
できうる限りの早期の治療をお勧めしたいと思います。

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