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マイクロスコープを使用したインフォームドコンセントについて

2017年5月19日

当院では患者様のお口の中で行う全ての治療をマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)にて行なっております。
歯の根の治療だけではなく、虫歯治療や、歯石の除去、歯の型取り、詰め物や被せ物の適合のチェック、外科手術、入れ歯の調整、定期検診に至るまで、マイクロスコープを利用しております。
手術用顕微鏡は脳外科や心臓外科、眼科などの世界では当たり前に使用されているもので、それによって血管を縫うことができたり、目の角膜を切ったりと、肉眼では不可能な神業のようなことが可能になってきております。
歯科の世界も同様に、肉眼ではどうしても見えなかった世界が明確に見えるようになり、拡大視野にて確実で正確な処置ができるようになりました。
それによって虫歯や歯石の取り残し、より緊密性の高い詰め物や被せ物の制作、歯の根の病気の再発を防ぐことができるようになり、歯で悩まれている方の最大の疑問である、「なぜ治療した歯がまた悪くなるのか」という再治療を防ぐことができるようになってきました。
また顕微鏡治療で特筆すべきことは、術者が見ている像を写真や動画にて記録することができるということです。
レントゲンやドクターの説明、カウンセリングソフトなどを使用しても、口の中のことはわかりにくく、その方の今まさに行なっていた治療中の状態を見て頂くことによって、論より証拠で明確にご理解いただくことができます。
今回は当院で行なっている虫歯治療の一連の流れをご紹介致します。
感染している部分を青い染色液で染めて、虫歯の部分だけを丁寧に除去し、その後光で硬化するレジンという樹脂でもとあった形態を再現するように修復しています。
どれぐらいの範囲の虫歯だったのか、どのような行程で詰めたのか、とてもわかりやすく患者様に伝えることができます。

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