医院ブログBLOG

セパレーターの威力

2011年7月9日

マイクロスコープを使用するようになってから、治療の応用範囲が飛躍的に広がり、今までの肉眼治療では不可能だった事が色々できるようになってきました。
それに伴って、使用する器具も増え、正確に使用する事によって、より精密に、より審美的に治療する事も可能になってきました。
その中でも、今回はセパレーターをいう器具を使用した治療の御紹介をしたいと思います。
セパレート、つまり間を広げる器具なのですが、歯と歯の間の虫歯を削ろうとすると、どうしても隣の歯を削ってしまったり、反対に隣の歯を削らないようにするが故に、必要以上に削り過ぎてしまう場合があります。
また、その間を充塡していく際に、隣の歯にレジンがくっつかないようにセロハンテープのようなもので壁をつくりますが、このセロハンも厚さゼロミリではないので、充填して除去すると、隙間が空いてしまいます。
つまり、虫歯を除去してつめ終わると、元通りの形ではなく、少し間に隙間が空いてしまった形になってしまうのです。
これを防ぐ為に、このセパレーターが絶大な効果を発揮します。
これを使用する事によって、隣の歯も傷つけずに、しかも元通りの形態に充填する事が可能なのです。
動画で見ると地味ですが、マイクロスコープ下で使用するとちょっと感動してしまいました。
KINOSHITA DENTAL OFFICE 〜セパレーターの威力〜
患者様は気付かないようなほんのわずかなことなのですが、我々が戦っているのは目に見えないくらい小さな細菌です。
一ミクロンでも正確に精密に治療できるように日々精進していきたいと思います。
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