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プレゼント

2008年4月11日

今日は思いがけず素敵なプレゼントを頂きました。
これから一緒に技を鬩ぎあいながら、お互い切磋琢磨していこうと努力し合っている技工士さんからです。
年齢も一つ違いで、結婚した時期も同じ位、僕は開業したばかり、彼はこれからまた新たな世界へと成長する為に、思い切った挑戦をし始めたばかり。
お互い共通する物があり、今まで特に多くを話したり、一緒に食事したりといったことはそれほどしていないのですが、こだわりの技を出し合う中で信頼関係を築いてきた仲です。
そんな彼が、思いがけずある本を持って来てくれました。
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この本は日本の技工士業界のクリエーターであり、今もなお日本の技工業界のトップとして君臨しているある技工士が、宣伝広告の為ではなく本当に為になる教科書を作りたいという思いで、それに賛同してくれた日本のトップの技工士達が書いたレポートを集めた、年4回しか出版されない本です。
私もこの本の存在をつい最近知ったのですが、実際に手に取って読んでみると、なかなか素晴らしい内容でした。
特にずしんと響いた一節です。
Bonafide Dentistry    患者にとって適切で誠実かつ良心的な治療
歯科界は日々進化し、スペシャリストであるが故に新しい技術を身につける事は必修であるが、その全てには基本がある。
new concept & back to the basic  新しい概念と基礎の復習
この二つのことは、最近自分の中でもよく考えている事と重なる部分があったので、特に感銘を受けました。
勤務医時代は最先端こそが正しいとか、その理想的な治療を追求する事がドクターの仕事だと信じ、先端医療の追求ばかりしていたように思いますが、こうして開業し、本当の患者様の心の声と向き合うようになり始めてくると、この二つの言葉の大切さを痛感しています。
最先端を知るからこそ出来る改良があったり、その病気とうまくつきあっていく方法を一緒に考えたりできるように思います。
自分自身も少しずつ成長し、技工士の彼といいチームアプローチをしていきたいと思います。
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