この土日の二日間は久しぶりに、開業準備を離れて学術の講習会に行ってきました。
BPSという精密な入れ歯についてのセミナーで、技工士とペアで参加し、実際の患者様を招いて、ライブデモという形を取ったセミナーで、とても臨場感があり勉強になりました。
教えて下さったのはリヒテンシュタイン王国のヘルベルト.フリック先生で、治療に対する熱い情熱を持ちつつ、患者様にはとても優しく、そして僕ら受講生に対してはとても紳士的で、素敵な先生でした。
二日間じっくり入れ歯という物を考えることができ、信頼する技工士と色々ディスカッションする中で、今までの自分の入れ歯に対するイメージが大きく変わる、実り多き二日間となりました。
久しぶりに内装などの開業モードだった頭から、「歯科医師としての本来の仕事」について真剣に取り組むことができ、とてもとても楽しかったです。
改めて思いました。
歯医者の仕事が好きなんだなと。
この二日間のセミナーの最後に、患者様に完成した新しい入れ歯をフリック先生がセットし、その場でおせんべいを食べて頂いたところ、患者様からとても素敵な笑顔がこぼれ、
「死んでもこの入れ歯を離したくない」
とおっしゃいました。
しびれました。
そんな素敵な治療を自分もできるようになりたいと思いました。
いつの日にかKINOSHITA DENTAL OFFICE でも、患者様からそんなお言葉を頂けるよう頑張っていきたいと思いました。
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