入れ歯コラムCOLUMN

入れ歯治療を受ける若い女性はいるのか?メリットとデメリットを解説

こんにちは。神戸市東灘区にある木下歯科医院です。
入れ歯が置いてある

みなさまの中には「20代で入れ歯なんて恥ずかしい」「若い女性で入れ歯をしている人はいるのか」「若い女性が入れ歯治療をするメリット・デメリットを知りたい」とお考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、若い女性の入れ歯治療について詳しく解説します。歯科医院で入れ歯治療を提案されたけれど、どうすればよいのか分からない方や、入れ歯治療のメリット・デメリットを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

若い女性が歯を失ってしまう原因
原因と結果をあらわす付箋

まず、 若い女性が歯を失ってしまう3つの主な原因は、以下のとおりです。

 

・虫歯

・歯周病

・事故

 

以下、それぞれ解説します。

虫歯

虫歯が重症化して神経にまで到達した場合は、抜歯しなければならない可能性があります。歯の根元まで虫歯が進行すると、そのまま歯を残しておくことが難しいからです。

もし抜歯せずに放置すると、周りの歯や歯茎、さらに骨髄まで炎症が広がります。そうなると歯科領域だけの問題ではなくなり、発熱など全身的な症状が出てしまうのです。

定期検診が面倒でしばらく歯科医院に行っていない方や、歯の痛みはあっても治療で痛い思いをするのが怖くて歯科医院に行けなかった方によくみられます。

歯周病

重度の歯周病になると抜歯の必要性が出てくるため、歯を失う原因となります。
歯周病には「歯肉炎」と「歯周炎」の2つがあります。はじめは「歯肉炎」といって歯に付着した菌の塊である歯垢がたまって炎症を引き起こすでしょう。その炎症が広がって重症化すると「歯周炎」となり、歯を支えている骨が溶けてぐらつきます。
歯周炎が進行すると健康な歯までぐらつくため、ぐらつく前に抜歯をして骨の破壊を防ぐ必要があるのです。

事故

事故によって歯を欠損すると、抜歯をしなければいけない場合があります。
自動車などの大きな事故はもちろんですが、若い世代によくあるのは転倒して歯にダメージを受けるパターンです。歯の一部が欠けた・折れたという状態であれば抜歯せずに治療できるかもしれません。

しかし、歯の根元や神経部分にまで損傷がおよんでいる場合は、抜歯の必要がでてきます。

入れ歯治療を受ける若い女性はいるのか?
首をかしげ疑問の様子の女性

「入れ歯を使っているのは高齢者だけで、20代や30代で入れ歯を使っている人なんて本当にいるのだろうか」と思う方も多いでしょう。確かに、一般的にはご年配の方が入れ歯をしている姿を想像する方が多いかもしれません。

しかし、実際は若い世代の女性でも入れ歯を使用している方はいます。決してめずらしい話ではありません。

若い女性で入れ歯を使っている方を見たことがないと思うかもしれませんが、ある意味当然のことです。多くの女性は入れ歯を使っていることを知られたくないため、わざわざ話す方は少ないでしょう。

実は入れ歯を使っているけれど、ほかの人に知られていないだけなのです。決して「私だけ入れ歯で恥ずかしい」と思う必要はありません。

若い女性が入れ歯治療を受けるときのお悩み
悩みを抱えている様子の女性

若い女性が入れ歯治療を受けるときに抱えやすいお悩みを5つご紹介します。

 

・入れ歯を使っていると知られるのが恥ずかしい

・見た目が不自然じゃないか気になる

・噛んだり飲んだりできるか心配になる

・入れ歯が途中でずれて外れるのが怖い

・恋愛に影響が出ないか心配になる

 

以下、それぞれ解説します。

入れ歯を使っていると知られるのが恥ずかしい

若い女性が入れ歯を使うことになったとき、はじめに頭をよぎるのが「入れ歯を使っていることを知られたくない」ということでしょう。

 

・友達や職場の人に知られるのが恥ずかしい

・周りの人から変な目で見られそう

・入れ歯のせいでほかの人に変な気をつかわれたくない

 

上記のような不安にとらわれて生活していると、心から日常を楽しめなくなり、いつも何かを気にしてソワソワしてしまいます。

見た目が不自然じゃないか気になる

入れ歯をつけているときの見た目に不自然さはないか、気になる方もいるでしょう。
入れ歯をつけていても綺麗でいたい気持ちや不自然な見た目から、入れ歯を使っているのが周りの人に知られてしまうのを心配する気持ちがあるかもしれません。

特に若い女性は、メイクやファッションを含め、外見に気をつかっている方が多いです。そのため、もし入れ歯を装着したときの見た目に不自然さがあると、ほかの人から指摘されてしまうのではないかと、余計に気になってしまうのです。

噛んだり飲んだりできるか心配になる

「入れ歯を装着した状態で飲食して本当に大丈夫なのか」といった、入れ歯の機能面に関して心配になる方も多いです。具体的な不安要素は、以下のとおりです。

 

・硬い食べ物でも問題なく噛めるのか

・食べ物を噛んだときに痛くならないのか

・入れ歯をつけたままスムーズに飲み込めるのか

 

いくら歯科治療の技術が進歩しても、今まで経験したことのないものにチャレンジしようとすれば、年齢に関係なく誰だって不安になるものです。

途中でずれて外れるのが怖い

「入れ歯をつけている途中でずれたり外れたりしないのか」といった入れ歯の装着感に関する不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。
入れ歯が途中でずれると見た目が不自然となって、ほか人に違和感を与えてしまう可能性があります。また、つけ心地が悪いと言葉を発音しにくくなるため、変な話し方になってしまうかもしれません。
つけ心地が悪いと使いにくさがあるのはもちろん、見た目や話し方の不自然さによって、入れ歯を使っているのを知られる可能性があります。

恋愛に影響が出ないか心配

若い女性が入れ歯を使用すると、恋愛面で影響が出ないか心配になる方も多いでしょう。
好きな人や彼氏ができたとしても、歯がないことをカミングアウトしたり入れ歯をしていないときの姿を見せたりすることは、簡単にできることではありません。

しかし、お相手の方との関係が深くなるほど入れ歯をしていることを隠すのは難しくなってきます。お相手の方ともっと親密な関係になりたいと願うほど苦しくなってしまうため、恋愛を楽しむには入れ歯が障害となってしまうかもしれません。

 

入れ歯のメリット・デメリット
メリットとデメリットのイメージ

次に、入れ歯のメリットやデメリットをご紹介します。入れ歯治療にはいろいろな種類があるため、治療法を選択するうえで参考にしてください。

 

入れ歯のメリット

まずは入れ歯のメリットについてご紹介します。入れ歯の主なメリットは、以下の3つです。

 

・保険が適用される

・治療回数が少なく、短期間で治療が済む

・歯茎を削らなくて済む

 

入れ歯治療は保険適用となるため、治療費用はほかの入れ歯治療と比べて安く済ませられることが多いです。歯茎を切開するような外科的処置をする必要がなく、患者さまの受ける負担が少ないことから、通院回数が少なく短期間で治療を済ませられます。

 

入れ歯のデメリット

次に、入れ歯のデメリットについてご紹介します。入れ歯の主な3つのデメリットは、以下のとおりです。

 

・慣れるまでは違和感がある

・歯茎が痛くなる可能性がある

・銀色の針金が見えて見た目が損なわれる

 

入れ歯を作ったばかりの頃は違和感があるかもしれませんが、次第に慣れていくでしょう。
しかし、歯茎が痩せるなどして入れ歯が合わなくなると歯茎が痛くなる可能性があります。また、見た目の面では金属の部分が見えてしまうことがあるため、気になってしまうかもしれません。

 

若い女性におすすめの入れ歯とは?
人差し指にプラスマークが乗っている

入れ歯治療にはいくつか方法があります。なかでも、若い女性におすすめなのが「ノンスクラプチャー」です。
ノンスクラプチャーとは、銀色の針金が見えない入れ歯治療のことをさします。歯茎と似ている色の樹脂を使用して入れ歯を固定するため、一般的な入れ歯よりも見た目が非常にナチュラルです。また、インプラントよりも安い費用でできるところもメリットです。
ノンスクラプチャーは「歯茎が痛くなる」「見た目が不自然となる」といった入れ歯のデメリットをカバーしつつ、費用もおさえられるため、若い女性に向いている入れ歯治療だといえるでしょう。

 

まとめ
ポイントをまとめる女性

今回は、若い女性の入れ歯治療について解説しました。
一般的に、入れ歯は高齢者がするものというイメージが強いかもしれませんが、実際は20〜40代の若い女性にも入れ歯を使用している方が多くいます。

入れ歯治療では、多くの方がプライバシーを重視します。歯科医師やスタッフは、患者さまのプライバシーを厳守するために注意深く対応します。治療に関する情報は患者さまと歯科医師の間で共有され、患者さまの同意なくほかの人に情報が漏れることはありませんのでご安心ください。

当院では丁寧なカウンセリングを行っております。患者さまの恐怖心やお悩みを理解し、治療に対する不安を解消するために時間をかけてお話をうかがいます。コミュニケーションを重視し、治療の内容や進行を分かりやすく説明することで、患者さまが安心して入れ歯治療を受けることができます。

入れ歯を使用することで得られるメリットも多いです。ご自身に合った入れ歯治療を選択し、これから過ごす時間をより豊かなものにしましょう。

入れ歯を検討している方は、神戸市東灘区にある木下歯科医院にお気軽にご相談ください。