入れ歯コラムCOLUMN

奥歯が抜けたら放置は危険?治療法と部分入れ歯の費用について解説

こんにちは。神戸市東灘区にある木下歯科医院です。

白背景の前に入れ歯の模型が置かれている

奥歯を1本でも失うと、見た目だけでなく噛む力や全身の健康にも大きな影響が出ることがあります。ここでは、奥歯が抜けたときの基本的な考え方と、部分入れ歯を含む治療法の全体像を整理します。

奥歯は、むし歯や歯周病、歯の破折などが原因で抜けてしまうことがあります。「奥歯は見えないから」「前歯で噛めているから大丈夫」とそのままにしてしまうと、噛み合わせの悪化や顎関節症、顔つきの変化など、さまざまなトラブルにつながるおそれがあります。

奥歯を失った部分を補う治療法には、部分入れ歯・ブリッジ・インプラントなどがあります。そのなかでも、比較的多くのケースに対応できるのが「奥歯の部分入れ歯」です。

この記事では、まず奥歯の役割と、抜けたまま放置するリスクを確認したうえで、奥歯が抜けたときの主な治療法の違いを解説します。そのうえで、「奥歯の部分入れ歯」の種類や費用、選び方のポイントを詳しくご紹介します。

奥歯の役割と、抜けたままにしないほうがよい理由

白い服を着た女性が奥歯を指さして笑っている

奥歯は「見えにくい歯」ですが、噛む力や噛み合わせを支えるうえでとても重要な役割を担っています。まずは、奥歯がどのような働きをしているのかを確認しておきましょう。

奥歯とはどの部分の歯のこと?

歯は大きく、前歯・小臼歯・大臼歯の3つに分けられます。一般的に「奥歯」と呼ばれるのは、前から4番目・5番目の小臼歯と、6番目・7番目の大臼歯を指します。

これらの歯は、噛む面が広く、複数の根でしっかり支えられているのが特徴です。

奥歯の主な役割

奥歯の役割は、大きく分けて2つあります。1つ目は、食べ物を噛み砕き、すりつぶすことです。前歯は食べ物を噛み切ることは得意ですが、細かくすりつぶすことはできません。奥歯があることで、食べ物を小さく砕き、胃腸への負担を減らすことができます。

2つ目は、噛み合わせを安定させることです。奥歯を含めた上下の歯がバランスよく噛み合うことで、噛み合わせの高さが保たれ、顎の関節や筋肉にも無理のない状態が維持されます。特に、6番目の大臼歯は「噛み合わせの要」ともいわれ、歯列全体の安定に大きく関わっています。

このように、奥歯は食事だけでなく、顎や全身のバランスにも影響する重要な歯です。そのため、奥歯を失った場合は、早めに適切な方法で補うことが大切です。

奥歯が抜けたまま放置したときに起こりやすいトラブル

薄い水色の背景の前にびっくりマークの吹き出しがある

奥歯が抜けたままの状態を続けると、口の中だけでなく全身にもさまざまな影響が出ることがあります。ここでは、代表的な6つのリスクについて順番に見ていきます。

歯並びや噛み合わせが崩れる

奥歯が1本抜けたままになると、そのスペースを埋めるように周りの歯が少しずつ動いていきます。本来、上下の奥歯は向かい合って噛み合っていますが、どちらか片方の歯がなくなると、残っている歯が空いたスペースに向かって伸び出してくることがあります。

特に、下の奥歯を失った場合には、噛み合っていた上の奥歯が下方向に伸びてくることがよく見られます。

また、抜けた部分の前後にある歯が、空いたスペースに傾きながら倒れ込んでくることもあります。このような歯の移動が進むと、全体の歯並びや噛み合わせのバランスが崩れ、後から治療しようとしたときに難しくなることがあります。

残っている歯への負担が増える

歯は本来、噛む力を全体で分散して受け止めることでバランスを保っています。奥歯が抜けてしまうと、その歯が担っていた噛む力を、残りの歯が代わりに負担しなければなりません。

特定の歯に噛む力が集中すると、その歯を支えている骨や歯ぐきに過度な負担がかかり、歯がグラグラしたり、歯ぐきに炎症が起きたりすることがあります。

負担が続くと、健康だった歯まで抜けてしまうおそれがあるため、早めの対応が重要です。

噛む力の低下と消化器への負担

奥歯を1本失うだけでも、噛む力は30〜40%程度低下するといわれています。奥歯が少なくなると、食べ物を十分に噛み砕けないまま飲み込んでしまい、胃や腸に負担がかかりやすくなります。

また、よく噛むことは脳への刺激にもつながると考えられています。噛む回数が減ることで、脳の働きへの刺激が少なくなり、将来的な認知機能への影響が懸念されることもあります。

顎関節症や肩こり・頭痛につながることがある

奥歯がない側では噛みにくいため、無意識のうちに反対側ばかりで噛むようになることがあります。こうした「片側噛み」が続くと、顎の関節や筋肉のバランスが崩れ、顎関節症の原因になることがあります。

顎関節症になると、大きく口を開けにくい、顎が痛い、口を開け閉めするときに音がする、といった症状が出ることがあります。さらに、噛み合わせのバランスの乱れは、首や肩のこり、頭痛など、全身の不調につながることも否定できません。

顔の輪郭や表情の変化

奥歯がない状態が続くと、噛み合わせの高さが低くなり、口元の支えが弱くなることがあります。その結果、頬がこけて見えたり、口元のしわが目立ちやすくなったりして、実年齢よりも老けた印象を与えてしまうことがあります。

また、奥歯を使わずに噛む習慣がつくと、顔の左右の筋肉の使い方に差が出て、顔のバランスが崩れて見えることもあります。

発音がしにくくなる

奥歯が抜けたままの状態では、言葉を発音するときに空気が抜けやすくなり、音がはっきり出にくくなることがあります。特に「き」「し」などの「イ」の音を含む言葉で、発音が不明瞭になることが多いといわれています。

このように、奥歯を失ったままにしておくと、歯並びや噛み合わせだけでなく、全身の健康や見た目、会話のしやすさにも影響が出る可能性があります。奥歯を失った場合は、できるだけ早く歯科医院で治療方法を相談することが大切です。

奥歯が抜けたときの主な治療法

白いシャツを着た男性が抜けた歯を持っている

奥歯が抜けた部分を補う治療法には、部分入れ歯のほかにブリッジやインプラントがあります。それぞれ治療期間や費用、周りの歯への影響が異なるため、特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。

<入れ歯・ブリッジ・インプラントの違い>

  入れ歯 ブリッジ インプラント
治療期間 2~3ヶ月ほど 1~3ヶ月ほど 3ヶ月~1年ほど
保険適用 保険適用(使う材料によっては保険適用外になる) 保険適用(使う材料によっては保険適用外になる) 保険適用外
費用の目安 保険適用:1本4,000〜6,000円
保険適応外:70,000〜200,000円
保険適用:3本5,000〜15,000円
保険適用外:3本150,000〜450,000円
保険適用:なし
保険適応外:1本300,000〜500,000円
耐久性(平均寿命) 4~5年ほど 7~8年ほど 10~15年ほど
審美性 審美性はやや劣る 比較的、審美性に優れている 審美性に優れている
周りの歯への影響 バネをかける歯に負担がかかる 支えになる歯にかかる負担が大きい なし
保険適用 保険適用(使う材料によっては保険適用外になる) 保険適用(使う材料によっては保険適用外になる) 保険適用外

奥歯の部分入れ歯(入れ歯)

入れ歯は、失った歯の部分を人工の歯で補う治療法です。奥歯を数本失った場合には、残っている歯に金属のバネなどをかけて固定する「部分入れ歯」を用いることが一般的です。

部分入れ歯では、バネを安定させるために、支えとなる歯の表面をわずかに削ることがありますが、ブリッジのように大きく削る必要はありません。歯を失った本数や場所にかかわらず対応しやすい点が大きな利点です。

一方で、失った歯の本数が多くなるほど入れ歯の面積が大きくなり、装着時の違和感や異物感を感じやすくなる傾向があります。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣にある歯を支えとして、橋のように連なった人工歯を装着する治療法です。取り外しの必要がなく、噛み心地や見た目も比較的自然に仕上がりやすいのが特徴です。

ただし、支えとなる両隣の歯は、健康な状態であっても大きく削る必要があります。また、失った歯の分まで噛む力を支えることになるため、支えの歯に大きな負担がかかります。

特に、一番奥の歯を失った場合は、通常のブリッジが適用できないことが多く、その手前の歯だけで支える「延長ブリッジ」では、さらに負担が大きくなります。

インプラント

インプラントは、失った歯のあった部分の顎の骨に、チタンなどでできた人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。見た目や噛む力が天然の歯に近く、周りの歯を削る必要がない点が大きな特徴です。

一方で、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科的な手術が必要であり、保険が適用されない自由診療となるため、費用は高額になる傾向があります。

また、特に上の奥歯の部分は骨の厚みが不足していることが多く、そのままではインプラントが難しいと判断される場合もあります。

このように、奥歯を補う治療法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。費用や治療期間、手術の有無、周りの歯への影響などを総合的に考え、自分に合った方法を歯科医師と相談しながら選ぶことが大切です。

奥歯の部分入れ歯の種類と特徴

奥歯の部分入れ歯

奥歯を部分入れ歯で補う場合でも、使用する素材や設計によって、装着感や見た目、耐久性は大きく変わります。ここでは、保険適用の部分入れ歯と自費診療の部分入れ歯の代表的な種類と特徴を整理します。

保険適用の部分入れ歯(レジン床義歯)

保険適用の部分入れ歯は、歯ぐきと接する「床」の部分がレジンと呼ばれるプラスチックでできており、周囲の歯に金属のバネ(クラスプ)をかけて固定します。

失った歯の本数や位置にかかわらず幅広く対応でき、費用を抑えやすいのが特徴です。

一方で、プラスチックは強度を保つために一定の厚みが必要となるため、装着したときに違和感や異物感を感じやすいことがあります。また、吸水性がある素材のため、長期間使用すると変色やニオイ移りが起こりやすく、耐久性も自費の入れ歯に比べると劣る傾向があります。

自費診療の部分入れ歯の主な種類

保険適用外の自費診療の部分入れ歯は、素材や設計の自由度が高く、見た目や装着感、噛み心地を重視して選ぶことができます。代表的な種類をいくつかご紹介します。

金属床義歯

金属床義歯は、床の部分に金属を使用した部分入れ歯です。コバルトクロムやチタンなどの金属を用いることで、強度を保ちながら薄く作ることができるため、装着時の違和感を軽減しやすいという特徴があります。

金属は熱を伝えやすいため、食べ物や飲み物の温度を感じやすく、食事の楽しさを損ないにくい点もメリットです。

一方で、保険の入れ歯に比べて費用は高くなり、金属部分の修理には時間がかかる場合があります。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは、金属のバネを使わず、歯ぐきに近い色の樹脂で歯にフィットさせるタイプの部分入れ歯です。金属のバネが見えないため、見た目が自然で、口を開けたときにも入れ歯だと気づかれにくいのが大きな利点です。

また、柔らかめの樹脂を用いることで、装着感がよく、周囲の歯への負担も少なくできる場合があります。ただし、金属床義歯に比べると強度や耐久性は劣ることがあり、経年的な変形や劣化が起こりやすい点には注意が必要です。

シリコーン義歯(コンフォート義歯など)

シリコーン義歯は、歯ぐきに接する部分に柔らかいシリコーン素材を使用した入れ歯です。シリコーンの弾力によって噛んだときの衝撃を和らげることができるため、歯ぐきが痛くなりやすい方や、入れ歯の当たりが気になる方に向いています。

歯ぐきへの密着性が高く、外れにくいというメリットがある一方で、シリコーン部分は経年的に劣化するため、1〜2年ごとに貼り替えが必要になる場合があります。

コーヌスクローネ義歯・マグネットデンチャーなど

そのほかにも、残っている歯に金属冠(内冠)を被せ、その上から入れ歯側の外冠をはめ込んで固定する「コーヌスクローネ義歯」や、歯根やインプラントに磁性体を取り付け、入れ歯側の磁石と引き合う力で固定する「マグネットデンチャー」など、特殊な設計の部分入れ歯もあります。

これらは安定性が高く、ずれにくいというメリットがありますが、土台となる歯を大きく削る必要があったり、適用できる症例が限られたりするため、口の中の状態をよく診断したうえで検討することが大切です。

奥歯を部分入れ歯にしたときの費用と選び方

デスクの上に聴診器やパソコン、電卓などが置かれている

奥歯を部分入れ歯で補う場合の費用は、保険適用か自費診療か、失った歯の本数や使用する素材によって大きく変わります。ここでは、おおよその費用の目安と、費用面から見た選び方のポイントを解説します。

保険適用の部分入れ歯の費用の目安

保険適用の部分入れ歯は、レジン(プラスチック)製の床と金属のバネを用いたタイプです。自己負担3割の場合、奥歯の部分入れ歯1装置あたりの費用は、おおよそ数千円〜1万円台程度になることが多いといわれています。

保険診療では、使用できる素材や設計に制限がある一方で、費用負担を抑えられること、破損時の修理や調整が比較的行いやすいことがメリットです。「まずは費用を抑えて早く噛めるようにしたい」という方に向いています。

自費診療の部分入れ歯の費用の目安

自費診療の部分入れ歯は、金属床義歯やノンクラスプデンチャー、シリコーン義歯など、さまざまな種類があります。

費用は歯科医院や設計によって異なりますが、奥歯の部分入れ歯の場合、1装置あたり数十万円程度からの設定となることが一般的です。

金属床義歯は、使用する金属の種類(コバルトクロム、チタンなど)や設計によって費用が変わります。ノンクラスプデンチャーやシリコーン義歯も、歯の本数や範囲によって金額が変動しますので、事前に見積もりを確認しておくと安心です。

費用と機能性・審美性のバランスの考え方

保険適用の部分入れ歯は、費用を抑えられる反面、見た目や装着感、耐久性の面では自費診療の入れ歯に比べて制限があります。金属のバネが見えやすいことや、床の部分が厚くなりやすいことから、違和感を感じる方も少なくありません。

一方、自費診療の部分入れ歯は、審美性や装着感、噛み心地を重視して素材や設計を選べるのが大きな特徴です。金属床義歯は薄くて丈夫であり、食べ物の温度も感じやすく、長期的な使用に向いているといわれています。

バネの見た目が気になる方には、金属のバネを使わないノンクラスプデンチャーが選択肢になりますし、歯ぐきの痛みが心配な方にはシリコーン義歯が向いている場合もあります。

どのタイプを選ぶかは、費用だけでなく、噛む力の回復、見た目の自然さ、違和感の少なさ、周りの歯への負担など、何を優先したいかによって変わってきます。

歯科医師と相談しながら、自分のライフスタイルや予算に合った部分入れ歯を選ぶことが大切です。

奥歯を部分入れ歯にするメリット・デメリット

奥歯を部分入れ歯にするメリット・デメリットのイメージ

奥歯を失った部分を部分入れ歯で補う方法には、ほかの治療法にはない利点がある一方で、注意しておきたい点もあります。ここでは、奥歯の部分入れ歯の主なメリットとデメリットを整理します。

奥歯を部分入れ歯にするメリット

部分入れ歯は、ブリッジやインプラントと比べて、身体や周りの歯への負担が少ない方法といえます。

まず、外科的な手術が不要であり、インプラントのように顎の骨に人工歯根を埋め込む必要がありません。そのため、持病などで手術が難しい方でも選択しやすい治療法です。

また、ブリッジのように両隣の健康な歯を大きく削る必要がない点も大きな利点です。支えとなる歯にバネをかけるなどの負担はありますが、歯の削除量を抑えながら噛む機能を回復できるのは、部分入れ歯ならではの特徴です。

さらに、部分入れ歯は取り外しができるため、入れ歯本体もお口の中も清掃しやすく、衛生的に管理しやすいというメリットがあります。破損した場合でも、修理や調整で対応できることが多く、状況に応じて作り替えやすい点も挙げられます。

奥歯を部分入れ歯にするデメリット

一方で、部分入れ歯にはデメリットもあります。まず、装着した当初は異物感や違和感を感じやすく、慣れるまでに時間がかかることがあります。特に、床の部分が大きいタイプでは、舌の動きや発音に影響を感じる方もいます。

また、もともとのご自身の歯に比べると、噛む力が弱く感じられる場合があります。硬いものや粘りのあるものが噛みにくくなることがあり、食事内容を少し工夫する必要が出てくることもあります。

さらに、部分入れ歯を支えるためにバネをかける歯には、どうしても一定の負担がかかります。清掃が不十分な状態が続くと、支えの歯がむし歯や歯周病になりやすくなるため、毎日のケアと定期的な歯科検診が重要です。

このように、奥歯の部分入れ歯にはメリットとデメリットの両方があります。費用や治療期間だけでなく、長期的な噛み心地や周りの歯への影響も含めて、総合的に判断することが大切です。

まとめ

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奥歯は、食べ物をすりつぶして噛む力を支えるだけでなく、噛み合わせの安定や顎関節、顔の輪郭、全身のバランスにも関わる重要な歯です。

奥歯を失ったまま放置すると、歯並びの乱れや噛む力の低下、顎関節症、顔つきの変化、発音のしにくさなど、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。

奥歯を失った部分を補う方法には、部分入れ歯・ブリッジ・インプラントがあります。そのなかでも、部分入れ歯は外科手術が不要で、周りの歯を大きく削らずに済むことが多く、幅広いケースに対応しやすい治療法です。保険適用のレジン床義歯から、自費診療の金属床義歯・ノンクラスプデンチャー・シリコーン義歯など、種類によって費用や見た目、装着感は大きく異なります。

「できるだけ費用を抑えたい」「見た目を重視したい」「違和感が少ないものを選びたい」など、何を優先したいかは人それぞれです。奥歯が抜けたままの期間が長くなるほど、治療が複雑になることもあるため、気になる症状がある場合は早めに歯科医院で相談し、自分に合った治療法や部分入れ歯の種類を一緒に検討していきましょう。

入れ歯治療について詳しく知りたい方や、奥歯の部分入れ歯を検討している方は、神戸市東灘区にある木下歯科医院にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療や入れ歯治療、インプラント治療など、さまざまな診療に力を入れています。ホームページはこちら無料相談も行っておりますので、ぜひご覧ください。