入れ歯コラムCOLUMN

総入れ歯をすると顔が変わるというのは本当?

総入れ歯にすることで起こる顔の「良い変化」とは

若々しさがアップする

抜歯をして入れ歯を入れないままにしておけば、元々歯があった口腔内から歯が失われた分、唇は薄くなり、口角も下がりやすくなってしまいます。また、歯に不調がある場合、力を入れずに咀嚼することで頬や輪部の筋肉が緩んでしまうことも考えられます。口元のたるみやシワは、老けて見える原因になります。
総入れ歯にすることで、以下のような「若見え効果」が得られるでしょう。

1:唇に厚みが出る

総入れ歯を製作する際は、唇の厚みも考慮します。歯の無い口元はしぼんでしまいますが、唇へのアプローチによりハリが生まれるのです。

2:口角が上がる

総入れ歯を装着することで、下がっていた口角が自然と引き上げられます。

3:顔の印象が変わる

歯の有無で、パッと見た際の印象は大きく変わります。特に笑ったときや食事中などは口の中が見えるため、歯の無い状態だと老けて見えやすいでしょう。

4:噛み合わせの位置が高くなる

総入れ歯を装着した場合、入れていないときと比べて噛み合わせの位置が高くなるため、口元が引き締まって見えるようになります。

5:ほうれい線の深さを改善する

総入れ歯により口元のたるみが改善されれば、ほうれい線も目立ちにくくなります。

上記の変化を得られるのは、総入れ歯の「リップサポート」による影響です。リップサポートとは、前歯部によって口腔側から上唇を支えることを意味しています。歯の無い状態は上唇の支えが無いため、へこんでシワの目立つ口元になりやすいのですが、総入れ歯のリップサポートにより上唇が支えられると口角が上がり、発音もしやすくなるのです。

表情が明るくなる

総入れ歯によって口角が上がると、自然な表情を作ることができるようになります。歯の不調で生じる「噛めない」「発音しにくい」「思い切り笑えない」といった悩みを解消できるため、気分が晴れて表情も明るくなるでしょう。

入れ歯のサイズや形は、顔のイメージにも影響を与えます。男性であれば、少し角ばった歯を採用すると強そうな雰囲気に。女性の場合は、丸みのある歯を採用すると優しそうな雰囲気を醸し出すことができます。
入れ歯の色味も印象を左右します。肌になじむナチュラルな色味を選べば、入れ歯だと気付かれにくくなるでしょう。

合わない総入れ歯で起こる顔の「悪い変化」とは

自分に合った総入れ歯を使用しなければ、噛み合わせが悪くなり体調不良になってしまう可能性が。頭痛や肩こり、歯肉炎などは、咬み合わせのズレや外れやすい総入れ歯によって生じるケースがあるのです。
また、着け心地の悪い入れ歯を使い続けると「頻繁に入れ歯が外れる」「ズレているせいで噛むたびに痛い」といったストレスを感じ続けることになります。

ここでは、総入れ歯による悪い影響について詳しく解説します。

筋肉の使い方がアンバランスになる

総入れ歯にすると、口の周りにある筋肉の使い方が変わります。以前使っていた筋肉は使わなくなり、反対によく使うようになる箇所もあるでしょう。その影響で、顔の歪みが生じる可能性もあります。
筋肉の使い方は、自分でコントロールするのは困難。総入れ歯の装着時に痛みや違和感がある方は要注意です。顔の歪みが大きくなると、総入れ歯自体も安定しにくくなるでしょう。

刺激の無い骨が後退する

噛み合わせの悪い総入れ歯は、咀嚼をするとき骨に適度な刺激が伝わりません。そのため、口周りの骨が衰えてしまう恐れも。
骨の衰えは、口元のシワやくぼみにつながります。総入れ歯を装着しているにも関わらず、貧相に感じたり老けて見えたりするかもしれません。

入れ歯の色や厚みに違和感がある

保険適用の総入れ歯は、歯茎の部分にプラスチック素材を採用しています。歯茎の部分は強度を高めるために厚みを出して製作するのが一般的ですので、人によっては装着時に口元に違和感が出てしまうかもしれません。

また、保険適用の総入れ歯は規定内の素材しか使用できないため、歯の色も制限内から選ばなければなりません。そのため、顔色や歯肉の色に合わない総入れ歯になってしまうという可能性も否定できないのです。

こうした悪い変化をもたらさないためには、総入れ歯を作る時点で技術力の高いクリニックと医師、歯科技工士を選ぶことが肝要です。

総入れ歯によって顔に良い変化をもたらすためのポイント

総入れ歯によって若々しく明るい表情を手に入れるために、下記の点を踏まえておきましょう。

自分の顔や口にあった入れ歯にする

総入れ歯は、やわらかい歯茎に乗せる装置。そのため、咀嚼や表情の変化によってズレが生じやすくなります。最適な総入れ歯を製作するには、自分の顔や口にあっているか何度もチェックを重ねなければなりません。総入れ歯の製作後、試しに付けてみて痛みや違和感を覚える際は、正直に伝えるようにしましょう。

また、発音のしやすさも考慮しなければなりません。総入れ歯の歯茎の部分の厚みによって発音しにくいという場合は、削って微調整しています。薄くしすぎると強度に影響するため、腕の立つ歯科技工士の技術が必要となります。

歯が無い期間をできるだけ短くする

歯が無い期間は、見た目の印象だけでなく身体全体にも悪影響。噛み合わせの悪さは歯並びの乱れの原因になり、虫歯や歯周病になりやすい口内環境を作ります。ほかにも、顎の位置が変わったり残存歯に負担をかけたりする恐れも。
歯が抜けてしまったら、できるだけ早く歯科医院に相談しましょう。

表情筋など顔のストレッチをする

口周りの筋肉をストレッチすると、筋肉がほぐれて入れ歯がなじみやすい状態になります。総入れ歯を製作している間や装着し始めの期間は、表情筋や咀嚼筋を鍛えたりストレッチしたりしましょう。
口周りの筋トレやストレッチは、顔のハリやシワ改善にも好影響を与えます。
ただし、間違った方法で行ったり過度に力を入れてしまうと逆効果になってしまうこともあるため、充分注意して下さい。

精密入れ歯で、顔の印象も表情も良い変化を

自分の口にフィットする総入れ歯として、神戸の精密入れ歯専門歯科「木下歯科医院」では、フルオーダーメイドの「ESTEETH(エスティース)」を取り扱っています。
4回の通院で、噛み合わせや筋肉の状態に配慮した総入れ歯を製作。総入れ歯が完成したあとも、患者様の口に合うように微調整を怠りません。日常生活に困らないレベルで使用できるようにサポートしています。

何度も総入れ歯を作り直している…という方には、先にリハビリ用の入れ歯をご提案。発音や噛み方、表情筋のストレッチにより下地を作ってから、最適な総入れ歯の製作に入っていくようにしています。

<フルオーダーメイド・エスティース製作の流れ>

1:カウンセリング…お口の状態、要望について確認します。
2:精密検査…口腔内写真、レントゲン・CTスキャン、全身写真によって診療・診察します。
3:治療計画の説明…患者様の要望やライフスタイルに合わせてご提案します。
4:模型の型取りと噛み合わせの採取…義歯システムで歯の位置と噛み合わせをチェックし、専用の装置で顎の動きを記録します。
5:総入れ歯の試適…試しに総入れ歯を装着し、微調整します。
6:エスティースの完成…調整を繰り返し、専門の技工士がフィットするよう最善を尽くします。

木下歯科医院では、院内貸切でプライバシーに充分配慮し、じっくりとお話をお伺いする「無料相談」を実施しています。精密入れ歯にご興味をお持ちの方、入れ歯に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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医療法人社団 木下歯科医院 
院長 木下 貴雄

  • 国立徳島大学歯学部歯学科 卒業
  • IPSG咬合認定医
  • BPSメンバー(日本第一号となる精密入れ歯国際ライセンス認定歯科医師)