週が明け、当院受付のお花も新たに入れ替わり、気持ちの良いお天気が続いております。
当院を訪れて下さる患者様の多くのお悩みに、「治療した歯からまた悪くなる」「この前治療したばかりなのに、また取れてしまった、また虫歯になってしまった」というお声をたくさん頂きます。
これらの原因の多くは、治療時に歯に装着された詰め物や被せ物の適合に問題がある場合がほとんどです。
歯科治療の最大の特徴は、「歯には自然治癒能力がない」為、病変を除去して穴が空いてしまった部分は、何かしらの人工物で埋めたり、被せたりして元あった形態へと戻すという治療が必要になります。
この治療の際に、歯型を取り、歯科技工士さんにこの人工物の製作を依頼しますが、この歯型に問題があると、いかに腕のいい技工士さんに製作してもらっても、出来上がったものにエラーが起こり、お口の中に戻すと隙間があったり、ガタつきが生じます。
この隙間からまた細菌が侵入したり、歯ブラシを丁寧に行っても汚れがたまりやすい為、また新たな虫歯が発生します。
この治療した歯がまた虫歯になってしまう現象を「二次カリエス」と呼びます。
この二次カリエスをゼロにすべく、当院では虫歯の除去、歯の形成、型取りという一連の作業を全てマイクロスコープ下にて行っております。
また型取りの際には、歯と歯肉の境界が明瞭にわかり、歯科技工士さんが迷わず精密な作業がしやすいように、歯肉に糸を入れて歯肉圧排という作業を行い型取りしております。
これにより、連続性のある一筆書きのような、刃物でスパッと切ったような精密な型取りをすることができます。
この精密な型取りの為、当院は歯科材料の最高のパフォーマンスを発揮するために、院内の温度を一年を通して一定に保ち、全ての患者様に完全貸切診療にてじっくりと丁寧な治療を行っております。
安心できる再治療のない歯科治療を目指して。