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精密歯科治療にこだわる理由について

2017年6月23日

当院の歯科治療は、「精密」という言葉を大切にしています。
虫歯治療や歯周病治療などの一般歯科治療は全てマイクロスコープにて診療し、セラミック治療や入れ歯治療においては専門技工士と綿密な協力関係を大切にしています。
また、1日5名限定、一人貸切、全てドクター対応、というお約束の元に日々の診療を行なっております。
なぜ「精密」にこだわるのか、、、基本的に日々の歯科診療の中で行なっている「治療」と呼ばれるものは、そのほとんどが「再治療」だからです。
虫歯の取り残し、歯石の取り残し、入れた被せ物や入れ歯の適合が悪い、形や色や噛み合わせが悪い、などなど、そのほとんどがやり直しです。
よく初診の患者様が仰ることですが、「治療したところから悪くなるんです」これが全てを物語っていると思います。
その為、当院ではできうる限り「やり直し」のない、長期間安定した治療結果を求める為、全ての治療を丁寧に時間をかけて、じっくりと行なっております。
今回は前歯4本のセラミック治療の治療前後の写真とレントゲン、型取りのステップをご紹介致します。
歯と被せ物の適合の変化だけでなく、色や形の大きな変化を感じて頂けると思います。

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上の前歯4本の治療前の状態です。色や形の問題だけではなく、歯との適合が悪い状態です。
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古い被せ物と中の金属の土台を除去し、グラスファイバーの土台に置き換え、精密な被せ物の型取りができる準備をしています。
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歯と被せ物の適合を精密なものとするため、シリコン印象材で明確な型取りを行います。
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出来上がった4本のセラミックの被せ物をセットしたところです。色や形の改善だけではなく、歯との適合も向上しております。
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治療前のレントゲン写真です。治療前は、歯と被せ物の間に隙間があることがわかります。
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治療後のレントゲン写真です。治療後は、術前と異なり、歯と被せ物の間の隙間がなくなり、緊密に適合していることがわかります。
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