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予約済み

2010年9月9日

ここ半年は研修会や学会などで、月一回のペースで東京に訪れています。
滞在中は昼間ビッチリ勉強して、夜は疲れて早めに寝るというリズムだったので、全く東京観光ができていなかったのですが、今回やっと浅草観光に出かけることが出来ました。
浅草は東京で一番風が通る町らしく、昼間の暑さを全く感じさせないさわやかな風が通り、とても気持ちよく初めての雷門に降り立つことができました。
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夕方遅かったので、浅草寺へと続く参道のお店は閉まりかかっていましたが、浅草独特のにぎやかな雰囲気も味わえました。
境内は最近パワースポットだと騒がれているだけに、人はたくさんいますが、静かな静寂もありとても落ち着く空間でした。
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どうせなら満喫しようということで、学生時代の親友と人力車に乗って浅草巡りをお願いしました。
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一昔前にタイムスリップしたかのような歴史ある建物や、アイスコーヒー発祥の店や、日本初のレストランなどなど、創業何十年、何百年という味のあるお店がたくさんあって、連日若手のお笑いや、寄席が行われる演芸ホール、千と千尋の神隠しのモデルとなったスジ煮込みの有名な屋台街やホッピー、隅田川もぶらりと立ち寄るとても楽しいツアーでした。
途中、アニマル浜口さんのジムもありました。
一番びっくりしたのが、やたらと名物が多いことです。
雷おこし、ごま油で揚げる天丼、もんじゃ焼き、すき焼き、アイスコーヒー、粟餅のおしるこ、文豪達が通った喫茶店、クジラ料理、江戸前すし、舞子さんのお座敷、などなどなど、調べればまだまだありそうです。
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そんな楽しい町の中でふと目に留まったのが「予約済み」という看板でした。
町の商店街の街頭に、浅草出身の色々な有名人の写真が看板になっているのですが、その中で一つだけこのようになっているものがあったのです。
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人力車のお兄さんに聞いてみると、これはビートたけしさんの為のものらしいのです。
しかも場所はたけしさんのお師匠さんの看板の向かいに当たります。
まだ若手の世間に知られていない頃、毎日この浅草の演芸ホールで舞台の前説などをやっておられ、そこから今ではお笑い会の重鎮であり、日本を代表する映画監督にまでなられたいわば浅草の英雄なのですが、有名になった今でも、度々天丼やクジラ料理を食べにふらっと帰ってくるのだそうです。
どれだけ偉くなっても、浅草の町を愛してくれているビートたけしさんに敬意を評して、町の皆さんがここに写真を飾らせてくれと申し出られたそうなのです。
それに対してたけしさんは「自分にはまだまだ早い、師匠の足下にも及ばないからはずかしい、自分が死んだらお願いします」
とおっしゃられたそうです。
どれだけ有名になっても、いつも謙虚で、後輩想いの素晴しいお人柄だというお話はよく聞きますが、こんなところにもビートたけし伝説が根付いていました。
浅草公会堂の前には歴代の役者さんや芸人さんの手形がたくさんありました。
その中にひっそりとビートたけしさんの手形もありました。
生きながらにして既に伝説の人となりつつあるのだなと思いました。
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