開業して半年が経ち、日々患者様の居心地の良さや、治療の精度を追求し、当院らしい診療形態を日々試行錯誤しているのですが、少しずつ一つの流れが見えてきたように思います。
もともと、患者様の想いにしっかりと耳を傾けられるようにとカウンセリングルームを作り、治療後はゆっくりとお話しして帰って頂けるようにと、受付はラウンジ形式にしているのですが、カウンセリング中はもちろんのこと、治療後の帰りの受付でみなさんゆっくりとお話をして帰って下さるのです。
長い方であれば、一時間、更には二時間近くゆっくりと色んなお話をして帰って下さいます。
お仕事のこと、今までのそしてこれからの自分の人生のこと、ご家族のこと、趣味のこと、。。。
本当に色んなお話をして下さり、いつもとても楽しい時間をそしてとても勉強になる時間を頂いているように思います。
大きな会社を経営しておられる方々は、まだ開業したばかりの私に経営者としてあるべき姿や、長い人生の中での仕事や家族とのつきあい方、お金とはどういう物なのかと、なかなか普通では聞けない有り難いお話をして下さいます。
また、私と同じように職人的な仕事をされておられる方々は、私の仕事に対する姿勢や、同じ職人として共通する部分や心構え等、とても身が引き締まるようなお話をして下さいます。
また、普段はあまり御逢いすることの出来ないような特別な仕事をしておられる方は、そのお仕事の実際の現場のお話や、映画やドラマの世界のようなとても興味深いお話をして下さいます。
そんなお話を聞かさせて頂きながら、ふと、、、
「これって、歯医者でするような会話ではないな。。。」
と、自分の医院ながら不思議な感覚になりますが、ですが、これこそが自分が目指していた歯科医院の形のように思います。
患者様が本音を語り、居心地よくゆっくりと時間を過ごして下さる。
これからまた、ゆっくりと少しずつ進化していき、また半年経った時にどんな歯科医院になっているか楽しみです。
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