こんにちは。神戸市東灘区にある木下歯科医院です。
歯のクリーニングは、虫歯や歯周病を予防し、口腔内を健康に保つために欠かせないケアの一つです。歯科医院で受けるクリーニングには自費診療と保険診療があり、目的や内容によって料金が異なります。
この記事では、歯のクリーニングにかかる料金や保険適用の有無、効果を持続させるための方法を詳しく解説します。
歯のクリーニングとは

歯のクリーニングは、歯科医院で行われる専門的な口腔ケアの一つです。歯垢や歯石、着色汚れを取り除き、歯と歯茎の健康を維持することを目的としています。日常のブラッシングでは除去できない部分までケアすることで、虫歯や歯周病の予防につながります。
歯のクリーニングの目的
歯のクリーニングの主な目的は、歯垢や歯石を徹底的に取り除き、口腔内の健康を守ることです。歯周病のリスクを軽減するだけでなく、口臭の改善や歯の自然な美しさの回復も期待できます。
また、クリーニングを通じて歯茎の炎症を抑え、歯周組織の健康を維持します。
歯のクリーニングを受ける頻度
歯のクリーニングは、3~6か月ごとに行うのが理想的です。
ただし、個人の口腔環境や生活習慣によって適切な頻度は異なるため、歯科医師と相談してスケジュールを決めることが重要です。定期的にクリーニングを受けることで、健康な口腔環境を維持しやすくなります。
歯のクリーニングには保険が適用される?
歯のクリーニングに保険が適用されるかどうかは、目的や内容によって異なります。ここでは、保険適用の条件や自費診療との違いについて詳しく解説します。
保険が適用されるケース
保険が適用されるのは、治療目的の場合に限られます。具体的には、歯周病や虫歯の治療の一環として、歯石やプラークを除去する場合が対象です。スケーリングやルートプレーニングといった処置が該当します。
保険が適用されないケース
歯のクリーニングが保険適用外となるのは、主に予防や審美目的の場合です。具体的には、着色汚れ(タバコや飲食によるステイン)の除去や、高度な予防ケア、ホワイトニング目的の研磨などが挙げられます。
歯のクリーニングの料金

歯のクリーニングにかかる料金は、施術内容や目的、保険の適用範囲、自費診療かどうかによって大きく異なります。ここでは、保険適用の場合と自費診療の場合に分けて、料金の目安とそれぞれの特徴を解説します。
保険適用の場合
保険診療で行う歯のクリーニングは、主に歯周病の治療を目的としており、スケーリングやルートプレーニングが中心となります。歯科医師が診断を行い、歯石の除去が必要と判断された場合に限って保険が適用されます。
保険診療の場合、自己負担額は3割の場合で約1,500~3,000円が一般的です。
ただし、治療の範囲や歯周病の進行度によって回数が分けられることがあります。その場合は全体の費用が増えることがあります。
自費診療の場合
自費診療で行う歯のクリーニングは、審美性や予防を目的とした高度なケアが含まれることが特徴です。PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)やホワイトニング効果を兼ねた施術が行われることもあります。
自費診療の料金は、1回あたり5,000~1万5,000円が目安とされています。具体的な内容としては、専用の機器を用いた着色汚れの除去や歯の研磨、フッ素塗布などが含まれる場合があります。
料金はクリニックや地域によっても差があるため、事前に確認することが重要です。
保険・自費診療のクリーニングの違い

保険診療は治療目的に限定されており、最低限のケアが行われます。自費診療は予防や審美性を重視し、患者さま一人ひとりの希望や口腔内の状態に応じたケアが可能です。
また、保険診療は費用が抑えられるものの、内容が限られます。着色汚れの除去や高い審美効果を求める場合は、自費診療を選んだほうが希望を叶えられるかもしれません。
歯のクリーニングのメリット・デメリット

歯のクリーニングは、口腔内の健康維持に効果的な施術ですが、実施する際にはそのメリットとデメリットを理解しておくことが重要です。
歯のクリーニングのメリット
歯のクリーニングのメリットは、以下のとおりです。
口腔内の健康維持
歯のクリーニングは、歯垢や歯石を除去することで虫歯や歯周病の予防に効果を発揮します。特に、ブラッシングでは届かない部分の汚れを取り除くことで、口腔内全体の健康を保てます。
口臭の改善
歯垢や歯石が溜まると、口臭の原因となる細菌が繁殖します。クリーニングを行うことでこれらの原因を取り除き、口臭を改善する効果があります。
審美性の向上
飲食や喫煙による着色汚れを除去し、歯本来の白さを取り戻すことができます。また、歯の表面を滑らかにすることで、輝く笑顔を手に入れられます。
全身の健康への影響
口腔内の健康は、全身の健康に影響を及ぼすことがわかっています。クリーニングを定期的に行うことで、心血管疾患や糖尿病などのリスクを軽減できる可能性があります。
メンテナンス習慣の確立
定期的なクリーニングは、口腔内の状態を把握する良い機会になります。歯科医師や歯科衛生士のアドバイスを受けることで、日々のセルフケアの質も向上します。
歯のクリーニングのデメリット
歯のクリーニングのデメリットは、以下のとおりです。
費用がかかる場合がある
保険診療の場合は費用が抑えられますが、自費診療のクリーニングは5,000~1万5,000円程度とやや高額になることがあります。定期的なクリーニングを続けるには、予算の計画が必要です。
知覚過敏のリスク
クリーニング後、歯石の除去や歯の研磨により一時的に知覚過敏が起こることがあります。特に、冷たいものや甘いものがしみると感じることがあるため、敏感な方は注意が必要です。
持続性に限界がある
歯のクリーニングで取り除いた汚れや着色は、日常の生活習慣によって再び蓄積します。効果を持続させるためには、日々のセルフケアと定期的なクリーニングが欠かせません。
歯のクリーニングの効果を持続させる方法

歯のクリーニングの効果を長期間保つためには日常的な工夫が欠かせません。以下に、歯のクリーニング後の効果を持続させる具体的な方法を解説します。
毎日のセルフケアを徹底する
歯のクリーニング後に重要なのは、日々の口腔ケアを適切に行うことです。正しいブラッシングを習慣化し、歯垢の蓄積を防ぐことが効果の持続につながります。歯ブラシは自分に合ったものを選び、歯と歯茎の境目を意識しながら丁寧に磨きましょう。
また、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することで、歯と歯の間に残る汚れを効果的に取り除けます。歯磨き後に洗口液を使用すると、口腔内を清潔に保つ効果がさらに高まります。
食生活の見直し
食生活も、歯の健康に大きく影響します。特に、歯垢や着色汚れの原因となる飲食物をコントロールすることが大切です。
コーヒー、紅茶、ワイン、カレーなど、歯に着色しやすい食品や飲料の摂取を控えるか、摂取後は歯磨きをしましょう。砂糖を多く含む食品は虫歯のリスクを高めるため、間食の回数を減らし、バランスの良い食事を心がけることが効果的です。
定期的に歯科検診を受ける
歯のクリーニング後も、3~6か月ごとの定期検診を受けることが推奨されます。定期検診では歯垢や歯石の早期除去が可能で、クリーニングの効果を保つだけでなく、新たな口腔トラブルの発見にも役立ちます。
適切なライフスタイルを維持する
生活習慣全般を見直すことも、歯の健康にとって重要です。特に、喫煙は歯周病や歯の着色の原因となるため、禁煙を心がけましょう。また、ストレスを減らし、十分な睡眠を取ることで免疫力を高めれば、口腔内の健康維持に役立ちます。
フッ素や歯面コーティングの活用
クリーニング後に歯科医院でフッ素塗布や歯面コーティングを行うと、歯の表面を強化し、汚れが付着しにくくなります。特に、虫歯予防効果が高いフッ素は、セルフケアと組み合わせることで、より高い予防効果が期待できます。
まとめ

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病を予防し、口腔内を清潔に保つための重要な施術です。料金は保険診療と自費診療で異なり、保険診療の場合は1回1,500~3,000円程度、自費診療では5,000~1万5,000円が一般的です。
クリーニングの効果を長く保つためには、正しいブラッシングや歯間ブラシの活用、着色汚れを防ぐ食生活の見直しが欠かせません。また、3~6か月ごとに定期検診を受けることで、口腔内の健康状態を維持できます。
歯のクリーニングは、見た目の美しさだけでなく全身の健康にも影響を与えるため、定期的に受けることが推奨されます。日々のセルフケアと歯科医院でのケアを組み合わせ、健康な歯を保ちましょう。
歯のクリーニングを検討している方は、神戸市東灘区にある木下歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療や入れ歯治療、インプラント治療など、さまざまな診療に力を入れています。ホームページはこちら、無料相談も行っておりますので、ぜひご覧ください。