こんにちは。神戸市東灘区にある木下歯科医院です。
「歯がボロボロで歯医者が怖い」とお悩みの方はいませんか。
今回は、歯がボロボロで歯医者が怖い理由や、歯がボロボロの方に知ってほしいこと、安心して治療を受けられる歯医者の選び方を解説します。
歯がボロボロで歯医者が怖い理由
歯がボロボロで歯医者が怖い主な理由は、以下のとおりです。
・歯がボロボロなことを恥ずかしく思っている
・どのくらいの治療費がかかるか不安がある
それぞれ解説します。
歯医者にトラウマがある
歯がボロボロで歯医者が怖い理由として、歯医者にトラウマがあることが挙げられます。
幼少期に歯の治療を受けた際に怖い思いや痛い思いをしている方は、歯医者が怖いと思うでしょう。昔の歯医者では、虫歯や歯周病などがあったらすぐに削る・抜く治療を行っており、痛みや恐怖心を感じやすかったのも事実です。
しかし、現在の歯医者では、できるだけ歯を残すように治療計画を立てて痛みに配慮した治療を行います。トラウマになったような出来事が、再度起きる可能性は低いでしょう。
歯がボロボロなことを恥ずかしく思っている
歯がボロボロなのが恥ずかしいという理由で、歯医者が怖いと思っている方も多いです。
しかし、恥ずかしいと思う患者さまに対しての配慮を行っている歯医者もあります。例えば、個室のカウンセリングルームを設ける、異性の歯科医師の診察に抵抗がある方には同性の歯科医師による診療を行うなどが挙げられます。
配慮を行っている歯医者を選ぶことで、安心して受診できるでしょう。
どのくらいの治療費がかかるか不安がある
どのくらいの治療費がかかるかが不安で、歯医者が怖いと思っている方もいます。
歯がボロボロな状態だと、通常の治療よりも治療費が多くかかることは事実です。
初診の際に治療費への不安があることを伝えましょう。保険診療中心の治療を提案してくれる場合や、治療プラン別の費用を事前に教えてもらえます。
歯がボロボロの方に知ってほしいこと
歯がボロボロの方に知ってほしいことは、以下の3つです。
・痛みに配慮した治療もある
・治療計画や費用は事前に把握できる
それぞれ解説します。
治療を受けたほうが歯の健康を守れる
歯がボロボロの方に知ってほしいこととして、治療を受けたほうが歯の健康を守れることが挙げられます。
状態が悪い歯を放置すると虫歯や歯周病が重症化し、残せる歯がなくなるかもしれません。健康なほかの歯にも悪影響を与える可能性があるので、早期治療が重要です。少しでも歯に異常を感じたら、なるべく早く歯医者で診てもらいましょう。
痛みに配慮した治療もある
痛みに配慮した治療もあることも、知ってほしいことの一つです。
例として、痛みの少ない極細針の使用や表面麻酔で注射の痛みを和らげるなどが挙げられるでしょう。点滴から薬を注入し、患者さまの意識レベルを低下させて恐怖心を感じにくくする静脈内鎮静法を実施している歯医者もあります。最新の技術や設備を使用することで、治療時の負担を大幅に減らすことが可能なのです。
治療計画や費用は事前に把握できる
治療計画や費用は事前に把握することができます。治療費や治療期間がどのくらいかかるのか不安に思う方が多いでしょう。
治療を始める前に治療計画や費用を聞いて相談できるため、治療への不安を減らすことにつながります。これから歯医者で治療を受けようと思っている方は、少しでも不安や疑問に思っていることを担当の歯科医師に相談しましょう。
ボロボロになってしまった歯の治療法
ボロボロになってしまった歯の治療法は、以下の4つが挙げられます。
・ブリッジ
・入れ歯
・インプラント
・オールオン4
それぞれの治療法を解説します。
被せ物
虫歯や歯周病を引き起こす菌が神経に達しておらず、痛みが出ていない状態であれば、被せ物での治療が可能です。
治療方法は、虫歯部分を削って型取りを行い、作製した被せ物を歯に接着します。保険適用であれば、銀歯の被せ物で治療します。
ブリッジ
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って土台を作り、連結させた被せ物を装着する治療方法です。
素材は被せ物と同様に、銀歯やセラミック、ジルコニアなど幅広い素材から選ぶことができます。健康的な歯を削る必要があることがデメリットでしょう。
入れ歯
入れ歯には、総入れ歯と部分入れ歯があります。すべての歯を失った場合には、総入れ歯を選択することになるでしょう。
保険適用の入れ歯は、歯科用プラスチックのレジンで作製します。レジンで作製する入れ歯は、強度を保つために、ある程度の厚みが必要です。そのため、装着時の違和感が大きいことがデメリットでしょう。
自費診療であれば、口蓋を覆う床の部分に金属を使用して薄く作ることが可能です。違和感を減らすことができますが、費用が高くなるため注意してください。
部分入れ歯は、失った歯の両隣の歯にバネを引っ掛けて固定させます。
インプラント
インプラントとは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、人工歯根の上に人工歯を装着する治療方法です。
天然歯と区別がつかないほどの自然な見た目が手に入り、がたつきなく噛み心地が安定することが特徴です。顎の骨まで噛む力を伝えられるので、顎の骨が痩せることを防げることがメリットでしょう。
オールオン4
オールオン4とは、最小4本のインプラントで、片顎すべての歯を支える治療方法です。
ボロボロの歯が多く残せる歯が少ない場合に選択されます。一気にすべての歯をきれいできるメリットことがメリットです。最小4本のインプラントを埋入するだけでよいので、体への負担と治療を抑えられます。抜歯からインプラントの仮歯装着まで1日で行えるので、日常生活への支障を減らせることもメリットでしょう。
安心して治療を受けられる歯医者の選び方
安心して治療を受けられる歯医者の選び方は、以下のとおりです。
・総合歯科診療を行っている
・治療の説明を丁寧にしてくれる
・実績が豊富にある
・プライバシーへの配慮を徹底している
それぞれ解説します。
痛みに配慮した治療を行っている
痛みに配慮した治療を行っているかどうか確認しましょう。
歯がボロボロになっている状態で治療を受けると、痛みを感じやすいです。痛みに配慮した治療を行っている歯医者を選ぶことで、安心して治療を受けられるでしょう。
総合歯科診療を行っている
総合歯科診療とは、口全体のバランスや将来的なリスクを考慮して、最適な治療法を提案する診療方針のことを指します。ボロボロになった歯だけを見て治療を行うと、ほかの歯に悪影響を与える治療を選択するかもしれません。
治療後の生活のことも考えて総合的に治療を行ってくれる歯医者を選びましょう。
治療の説明を丁寧にしてくれる
患者さまの悩みにカウンセリング時にしっかりと答えて、治療方法や費用などをわかりやすく説明してくれる歯医者を選んでください。
納得して治療を受けると、治療時の不安も軽減できるでしょう。歯医者を選ぶ際は、最初に行われる問診やカウンセリングが丁寧に行われているか確認してください。
実績が豊富にある
歯がボロボロになっている状態は、治療の難易度が高くなります。治療実績が乏しい歯医者では、十分な治療を行えないかもしれません。
実績が豊富な歯医者であれば、一人ひとりの症状に合わせて最適な治療を提案してくれるでしょう。
プライバシーへの配慮を徹底している
プライバシーへの配慮を徹底している歯科院を選ぶと、歯がボロボロで恥ずかしいと思っている方でも安心して治療を受けることができます。個室のカウンセリングルームがある歯医者や、治療を個室で行う歯医者を選びましょう。
異性の歯科医師に口内を見られることに抵抗がある方には、同性の歯科医師が担当するなどの配慮を行っている歯医者もあります。
まとめ
今回は、歯がボロボロで歯医者が怖いと思っている方に向けて、歯がボロボロの方に知ってほしいことや安心して治療を受けられる歯医者の選び方をご紹介しました。
過去に治療を受けた歯医者での痛みや歯科医師の理不尽な言い方・対応に深く傷つき、歯科恐怖症となった方もいるでしょう。歯が悪くなっても過去のトラウマから歯医者に行けず、重症化してしまう方も少なくありません。
しかし、安心できるような雰囲気づくりを行い、プライバシーや痛みに配慮した治療を実施するなど、さまざまな工夫を行っている歯医者も多くあります。歯医者への恐怖心が消えることはないかもしれませんが、患者さまのペースに合わせて治療を行う歯医者もあります。ぜひ今回の記事を参考に、安心して治療を受けられる歯医者を探し、受診してください。
ボロボロになった歯の治療を検討している方は、神戸市東灘区にある木下歯科医院にお気軽にご相談ください。