入れ歯コラムCOLUMN

精密入れ歯治療におけるリハビリテーションの重要性について

当院では入れ歯治療におけるリハビリテーションの重要性を患者様にご提案しています。
入れ歯治療のゴールというのは、最新の治療技術や材料を駆使して、経験あるドクターと技工士が素晴らしい入れ歯を製作すれば、全て上手くいくというものではないと考えています。
もちろん短期間で回復していかれる方がほとんどではありますが、やはり回復には個人差があります。
長期間入れ歯で悩まれておられる方、また自身の歯がついに全てダメになってしまって入れ歯治療を考えざるを得なくなってしまった方、というのはその噛めない、飲み込めない、発音できない、笑うことができない、という異常な状態で長い間我慢して過ごされています。
つまり顎の関節の可動域も減少し、位置もずれ、噛む筋肉も弱り、唾液も出なくなり、正確な発音ができるような舌の筋肉も衰え、他人に歯を見られないようにお顔の表情筋も常に強張らせておられます。
そのような方に最高の入れ歯を作ったからといって、その日から全てがリセットされるというのはなかなか難しいのではと考えています。
入れ歯とは「義歯」、つまり「義手」「義足」と同じ、人工臓器です。
我々歯科医療従事者がより良い入れ歯製作をするとともに、患者様にも様々なリハビリテーションをご提案し、その総合的なアプローチによって真の意味の入れ歯治療のゴールを目指しています。
当院では治療用のリハビリテーション入れ歯によって、痩せ細ってしまった噛む筋肉の回復や、固まってしまった顎関節の可動域の回復を行いつつ、表情筋や舌筋のストレッチや体操、唾液腺マッサージ、摂食・嚥下に必要な筋肉を促すような筋肉トレーニングの器具など、その方その方によって、様々なご自宅でできるトレーニングのご提案を同時に行なっております。

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医療法人社団 木下歯科医院 
院長 木下 貴雄

  • 国立徳島大学歯学部歯学科 卒業
  • IPSG咬合認定医
  • BPSメンバー(日本第一号となる精密入れ歯国際ライセンス認定歯科医師)