マイクロスコープ下における、歯の根の治療の一部始終の動画の新作が完成致しましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。
もともと入っていた不適合な金属の被せ物の中に、大きな虫歯ができており、その虫歯を除去して、歯の根の中の掃除をマイクロスコープ下で行っている治療の流れです。
虫歯が大きすぎた為、歯質が非常に薄くなってしまったので、コンポジットレジンという強化プラスチックで歯を補強し、その上でラバーダムと言われる、歯の根の治療をできるだけ感染のリスクから防ぐゴムのカバーをかけて、根の中を徹底的に掃除しております。
肉眼では、歯の根の中はただの黒い点、程度にしか見えませんので、いわゆる手探りでしか掃除ができませんが、マイクロスコープで約２０倍に拡大する事によって、根の中の鍾乳洞のような立体的な構造がよくわかり、その凸凹した壁や溝にへばりついた汚れを残さず掃除できます。
かなり地道な作業ですし、時間はかかりますが、治療の精度は確実に向上します。
それではご覧下さい。
マイクロスコープ下の歯の根の治療
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