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シリコンデンチャー

2019年6月17日

入れ歯の内面と歯肉の粘膜がフィットする部分にシリコン性の柔らかい樹脂を貼り付けて製作された入れ歯です。

歯肉の下には顎の骨があり、その顎の骨の形態が痛みの出やすい様な形であったり、重度に顎の骨が吸収してしまい、どのように作製しても入れ歯が動きやすく、それによって靴擦れのような痛みが出やすい患者様にご提案する治療方法です。
入れ歯の痛みに長年お悩みの方へおすすめの治療方法ですが、シリコン樹脂がゆえに、経年劣化がどうしても起こってしまいます。平均的に2~3年でシリコン樹脂の張替えが必要となります。

症例

Before

After

症例 シリコンデンチャー
年代 70代
性別 女性
治療内容 何度入れ歯を作り直しても、痛みが強く、食事ができないと悩まれていた患者様です。 歯茎の粘膜が重度に吸収されており、通常の入れ歯では安定せず、靴擦れのように入れ歯が動いてお痛みが出ておられる状況でした。
まず精密入れ歯を製作し、基本的な噛み合わせや審美性を回復し、ある程度噛めるようになって頂きました。 その後入れ歯の内面にシリコン性の柔らかい樹脂を貼り付けて、痛みもなく美味しく食事をして頂けるようになりました。
期間 3ヶ月
リスク・副作用 よく噛めるようにはなりますが、入れ歯を入れた初期の頃は、違和感や発音の問題が起こる場合があります。
治療が進むに当たり、微調整を繰り返し、そのような問題は解消していきます。
費用 2,100,000円